これらの問題の多くは個別に対応すべきです。それぞれの必要性とは、 入力できるようにすることやその他の要因を修正する方法を修正して、 このHOWTOが提供できることを便利なソフトウェアとノウハウへの指摘と することです。
限られた動きの中ではマウスの使用も困難です。人によってはトラッカー ボールは大変便利なものですが、その他の人達にとって可能な入力デバイスが キーボードだけということもあります(あるいはキーボードシミュレーション)。 Linuxの通常の使用においてこれは問題です ( キーボードの振るまい章を参照)。 またXユーザーだと、これはある環境下で問題を生じることがあります。 fvwmウインドウマネージャーはポインタなしで使えるように設計されていて、多く のことはキーボードを使って行えます。著者は実際にマウスを使わずタイプだけで 行ってみました。fvwmは私の知っている限りではLinuxのディストリビューション全 てに含まれています。他のプログラムのしようはキーを押せるかどうかといった ことに依存しています。多くのXプログラムは全ての機能についてこれを行うことが できます。面倒なマウスキー ?? Xの現在のリリースではこれが容易になっていると思われます。
普通にキーボードが使えない人はヘッドスティック(headstick)やマウススティック (mouthstick)を使って、キーボードをつかいます。これには特殊なキーボードの 設定が必要です。 キーボードの振る舞い章を参照して下さい。
キーボードが全く使えなかったりポインティングデバイスだけしか使えない といった場合、標準的なLinuxコンソールでは解消方法がなくXが使われるでしょう。 もしX用の入力にキャラクタの入力デバイスやソフトの使い方を指示してやれば (著者はまだ見たことがありませんが)キーボードを使わずにポインティング入力 ができます。
スクリーンタッチやアイポインタといった入力を行う価値のあるデバイスが たくさんあります。これらの多くはそれぞれ「デバイスドライバ」が必要です。 それに関したドキュメントがあれば、ドライバを書くことはそんなに難しい ことではありませんがC言語の知識が必要です。詳細については Linux Kernel Hackers guide(訳注:HTML形式のみで公開されています。 和訳は現在作業中です)。やカーネルリファレンスといったものを参照してください。 セットアップしてしまえば、マウスのようにこれらのデバイスを使用できます。
ここで興味のあるメイングループはLinux Lab Project
です。一般に
GIPBハードウエアが操作可能です(GIPB: IEEEバスのような科学用機材の標準イ
ンターフェース)。(訳注:「理工系ユーザーのLinux入門」伊藤 敏、臼田 昭司、
井上 祥史 CQ出版社 でもAT-GIPBを使ったデータ計測について書かれています)。
大変意欲的なプロジェクトで潜在的なポテンシャルを秘めていますが、
著者が知る限りではまだこれらの試みはなされていません。
プランのある人は著者に連絡を下さい。そのようなプランが出るのも そんなに遠い将来のことではないと思います。
スピーチ認識はコンピューターを使用するのにとても有力なツールです。
Linuxで著者が知っているシステムは2つあります。
ひとつは「光学的認識ではないけれどよく動作し改良されている」と言われる
ears
です。2つめはAbbotDemo
の
「A speaker independent continuous speech recognition system」
です。許可なしに商用的使用はできませんが大変興味深いものです。
詳細についてはLinux software map(ref id="linux-docs" name="other Linux
documents">を参照)。
最新のXサーバは入力を手助けする多くの機能を持っています。これは
StickKeys, MouseKeys, RepeatKeys, BounceKeys, SlowKeys, そしてTimeOut
といった機能を含んでいます。ユーザーの必要に応じてキーボードの設定を
したり、Xのバージョン6.1以降ではXKB
>が提供されいます。
バージョンを調べたり、これらがインストールされているかどうか調べるには
xdpyinfo -queryExtensionsとしてみてください(訳注:Xユーティリティの情報を表示するコマンド)。
Linuxコンソールでキーリピートを解除するにはこのコマンドを実行します。
(コンソール毎に一度実行すべきだと思います。ホームディレクトリの
.profile
、.login
といったファイルに設定しておくとよいでしょう)。
setterm -repeat off
Xサーバ上でオートリピートのridを得るには
xset -rとします。 Xを起動したときにこれを実行させるようにするには
.xsession
、
.xinit
といったファイルに書いておくとよいでしょう。
これら2つのコマンドはコンソールの振るまいを変更する方法として さらに調べる価値のあるものです。
時々こういった状況になったりします。問題は入力の速さです。
ここでもっとも重要なことは、少ないキープレスで最も多くのコマンドを
入力できるものにしたいということです。(bash
/ tcsh
)シェル
ユーザーはマニュアルページを参照して下さい。特に
コマンドとファイル名の完了を参照して下さい([TAB]キーを押すと、
bashはつぎに何が来るかを予想します。
訳注:例えばbashプロンプトで"ap"と入力して[TAB]キー
を押すとappend_db appletviewer appres apropos
といった具合にコマンド名を補完してくれます)。
ワンキープレスでコマンドのシーケンスを提供するようなマクロについては
"Keystroke HOWTO"を参照して下さい。
スティックキーはボタンを一つしか押せないといった人に、shiftやcontrol といった修飾キーを含むキーボードを使えるようにしたものです。
他のキーを同時に押す代わりに、これらのキーはcpasロックキーのようになり 他のキーが押されているあいだstayされます。? スイッチオフやオン必要なことに依存した次のキーに ? このセットアップの仕方については"Linux Keyboard HOWTO"を参照 して下さい。特に`I can use only one finger to type with'の章を参照して 下さい(15章にこれについて書かれています)。- Information from Toby Reed.