最近では、多くの販売業者が Alpha ベースのマザーボードを取り扱って います。まず、設計用の資料(reference designs)を作成し、評価用ボードも 販売している Digital Semiconductor が挙げられます。現時点で、 最も一般的なボードは AlphaPC 164LX と SX です。PC164 も入手可能で す。安価な PC64(Cabriolet)を取り扱っている業者もいます。より詳しい情 報は Digital Semiconductor のホームページにあります。
Digital OEM でも Alpha ボードに関 する情報を入手できます。例えば、低価格の Noname(AXPpci33)や高性能の Alpha PCI ボードに関するものがあります。Noname ボードは DEC が販売した 最初の PCI ベースのマザーボードです(詳細は後述)。Alpha PCI は新 しく高性能です。96年4月から出荷が始まっています。その次の世代が PC164 (SX、LX、RX などがあります)で、現在は 264DP が開発中です。
Samsung もマザーボードを生産しており、子会社の Alpha Processor, Inc. を通して販売しています。Digital OEM 製品と非常に似ていますが(同一かな?)、 API は NT 市場を狙ったもののようにみえます。でも心配しないで下さい。 Linux もサポートしています。
一般に、コンピュータを個々の部品を購入して組み立てるよりも、 完成品として購入する方が安くすみます。このことは、とくに、多くのサードパーティ 製システムや Digital の XL マシンに当てはまります。マザーボードの値段に個々 の部品の値段を足し合わせてみれば、完成品の値段を下回ることが難しいとい うことがすぐ分かります。当然のことですが、完成品を購入すれば、ちゃんと 動作する個別部品を 1 つ 1 つ捜し出すという面倒もありません。 AlphaPowered には、多くのサー ドパーティの販売店情報があります。ほとんどの業者が 164LX または 164SX ボードをベースにした製品を扱っています。また、なかには古いボー ドを安く販売しているところもあります。
Digital のサーバクラスでも linux が動作するシステムもあります。 Linux/Alpha はどんなシステム上で動作しますか?の表を参照して下さい。
(やや古くなってしまいましたが)Alpha システムや Alpha プ ロセッサに関する簡単な説明と概略が Brief Alpha System Overview にあります。