magicfilter印刷ファイルを操作するためのツールです。
印刷するためのファイルタイプを解析して、適当なちょっとよい印刷
(pretty-printing)を行うためのフィルタスクリプトを実行します。
これらのスクリプトはlpd(/etc/init.d/lpd
)から実行されます。
lpdはinitから開始します。つまりmagicfilterのパスはinitのもので、
/usr/bin/X11
にはパスは通っていません!
magicfilterにPDFファイルの印刷を入れたいという場合は、
/usr/bin/X11/xpdf
を使ってこれを行うことができます。magicfilterは
initから継承されたパス以外のプログラムは見つけられないので、ファイル名を
フルパスで書く必要があります。magicfilterで使われるほとんどのプログラムは、
/bin、/usr/bin
にあるので、フルパス必要としません。
訳注: 「The Linux Printing HOWTO」佐藤亮一(GFG02131@niftyserve.or.jp)さん訳の "6. 適切なマジックフィルターの入手法"を参照して下さい。 JFサイトから入手 できます。
PRINTER
環境変数はどのプリンタを使っているかを示すのに使われます。
しかしXアプリケーションではこれが使われないことがあることに注意して
下さい。
XセッションがXDMから始まった場合は、ウィンドウマネージャはシェルlogin
スクリプトを全く評価しません。xtermからスタートしたXアプリケーション
はPRINTER
変数を引き継いでいます。しかし、もしメニューやウィンドウ
マネージャのボタンから同じアプリケーションを起動してもPRINTER
変数は
引き継ぎません。
ある場合、これは下位のレイヤ(lower layer)に継承することができます。
例えばNetscape補助アプリケーションはPRINTER
定義を引き継ぐことも
引き継がないこともできます。