サウンドサポートをカーネルに組み込んだ場合はブート時に、有用な情報が得ら れます。ローダブルモジュールとしてサウンドサポートをインストールした場合 に、同じ情報を得るには(まず # modprobe -r sound でサウンドモジュールを削 除してから)下記のようにします。
# modprobe -a sound trace_init=1
Sound initialization started
<Sound Blaster 16 (4.13)> at 0x220 irq 5 dma 1,5
<Sound Blaster 16> at 0x330 irq 5 dma 0
<Yamaha OPL3 FM> at 0x388
Sound initialization complete
AWE32 Sound Driver v0.3.3e (DRAM 2048k)
/proc 仮想ファイルシステムがあれば、サウンドデバイスを以下のようにして探す ことができます。
# cat /proc/devices
Character devices:
[...]
14 sound
[...]
次に /dev/ の下に正しくデバイスをインストールしたか確認して下さい。 詳しくは Sound HOWTO をご覧下さい。そしてサウンドモジュールの状態を /dev/sndstat で調べます。
# cat /dev/sndstat
Sound Driver:3.5.4-960630 (Sat Oct 11 19:35:14 CEST 1997 root,
Linux flora 2.0.29 #1 Sat Oct 11 19:12:56 CEST 1997 i586 unknown)
Kernel: Linux flora 2.0.29 #1 Sat Oct 11 19:36:23 CEST 1997 i586
Config options: 0
Installed drivers:
Type 1: OPL-2/OPL-3 FM
Type 2: Sound Blaster
Type 7: SB MPU-401
Card config:
Sound Blaster at 0x220 irq 5 drq 1,5
SB MPU-401 at 0x330 irq 5 drq 0
OPL-2/OPL-3 FM at 0x388 drq 0
Audio devices:
0: Sound Blaster 16 (4.13)
Synth devices:
0: Yamaha OPL-3
1: AWE32 Driver v0.3.3e (DRAM 2048k)
Midi devices:
0: Sound Blaster 16
Timers:
0: System clock
Mixers:
0: Sound Blaster
1: AWE32 Equalizer
出力がこのようにならない場合は、たぶん設定に間違いがあります。何が動作して いないかを見てから、 ことはじめ のステップに戻り 全てをチェックしてください。
*.au
ファイル(Sun ワークステーション)または raw サンプルファイルを
入手し以下のように入力します。
*.au ファイルの場合:
# cat bell.au > /dev/audio
sample ファイルの場合:
# cat sample > /dev/dsp
オーディオデバイス 0: Sound Blaster 16 (4.3) を経由してファイルの内容が聞こ える筈です。
サウンドカードで MIDI ファイルを演奏するために OPL-2/OPL-3 FM シンセを 使いたい場合は、playmidi というプログラムを試して下さい。(付録のソースの項 参照) 以下のようにします。
# playmidi -f dance.mid
または
# playmidi -4 dance.mid
前者は OPL-2 、後者は OPL-3 MIDI 音源です。サウンドに関してがっかりした のであれば、playmidi を非難しないで下さい。そもそも FM シンセの音は良くない のです。
OSS/Free Sound Driver だけしか持っていないとすれば、(ソフトウェアシンセとは 比較にならないほど低い) このクオリティが限界なのです。しかし、あなたは SB AWE を持っているから AWE Sound Driver Extension でウェーブテーブルの機能 が使えるのです。よかったですねぇ。
AWE Driver Extension には EMU 8000 ウェーブテーブルシンセを使うための特別 なツール群 (awesfx) が付いてきます。最初にカード上の Sound Font Bank を ロードする必要があります。ROM サンプルを使いたいのであっても! インストール済みの Windows (のディスクの中)からファイルを入手できます。 ファイル名の最後が *.sfb または *.sf2 のファイルを探して下さい。
ROM サンプルは SYNTHGM.SBK でロードできます。実際のサンプルは SYNTHGS.SBK と SYNTHMT.SBK です。 SAMPLE.SBK もサンプルです。 他の Sound Font Bank を ftp や WWW から入手することもできます。EMUの ホームページ、Creative Labs のウェブサイトを訪ね、Chaos のサンプルを 探してみましょう。これらは本当に素晴らしいです。(AWE Driver のウェブサイ トも必ずチェックすること)
スタンダード GM (ROM) セットをロードするには次のようにします。
# sfxload -i synthgm.sbk
そして SB AWE で MIDI ファイルを演奏します。
# drvmidi dance.mid
お気に入りのミキサープログラムを入手し使ってみましょう。raw オーディオの サンプルと2つの MIDI ファイルを同時にスタートさせ、ミキサーの設定を試し てみましょう。ちょっとだけ演奏してください、ものすごく簡単なはずです。 以下に、デバイスとそれらがどのように呼ばれているかの一覧を示します。
シンセ または FM
シンセ または FM (ミキサーは最後の2つからお互いに 分離されているのか、だれか知ってますか?)
PCM または DSP
Spkr
ミキサーの他の設定は CD-ROM(多分サウンドカードにつながっているかも しれません)と、それぞれの入力ラインにおけるメインボリューム、 Bass、 Treble、 録音レベルを表しています。 どのラインを録音するかを指定することができます。
異なる音源、例えば、接続されている CD ROM、mic コネクタに接続されたマイク、 そして line in コネクタに接続可能なもの、などを録音することができます。 ミキサーを適切なポジションに設定して下さい。音を演奏し、それをファイルに 録音し、Raw オーディオデバイスから読み込みます。例えば、
# cdplay
# dd bs=8k count=5 </dev/dsp >music.au
5+0 records in
5+0 records out
# cat music.au >/dev/dsp
のようにすると、入力デバイスから5秒間録音して演奏します。
御免なさい、MIDI ポートに関してはまだ情報がありません。