追加:qcamドライバーを早く動かしたいと思ったら、 FreeVIDEC Campaign に参加しましょう。
Russ NelsonさんのThird Party Drivers のThird Party Drivers Homepage を覗くことから始めましょう。ここでたくさんの情報を見つけられるはずです。 また解説付きの大変優れたソフトウエアのコレクションが、Patrickさんの QuickCam Third-Party Drivers Homepageにあります。
以上のところで、すべてのモノクロとカラーの QuickCamのフリーのドライバーとプログラムが手に入るはずです さらに、Hanno Muler(uにウムラウト:訳注)さんが 作っている technicalFAQもあります。
このmini-HOWTOの内容
ケーブルを接続するほかに、しなければならない重要なことが二つあります。
パラレルポートを正しく設定すること。サーバーのピクセルの色深度を
設定することです。
QuickCamの性能を十分引き出すには、パラレルポートの設定をEPP又は、
双方向モードにする必要があります。これによりデータ転送量を増やす、
すなわち単位時間あたりの画面数(フレームレート)を3倍に増やすことができます。
これは新しいPCでは、BIOSの設定で出来ますが、古いPCでは、
ボードのジャンパーを変更しなければいけないかもしれません。
もし、これができないと、使えるドライバーの選択が少しばかり、せばまりますが、
そうだとしても転送が遅くなるだけでうまく動くことには変わりはありません
PCの種類によっては、この双方向モードで問題を起こすことがありますが、
そのときは強制的に非双方向モードにしてみましょう。
Patrickさんのcqcam では、-uオプションです。
Xで使われるプログラムのすべてが、あらゆる色深度で動くわけではありません。 16ビット(6万色)もあれば、普通は問題なく、申し分ない品質の画像が得られます
Xを起動するときにオプション--bppで、色深度を変えることができます。 16ビットにするなら、大抵のLinux配付では、 startx-- -bpp 16 や、 xinit -- -bpp 16 です。システムによっては、ホームディレクトリの .xserverrc ファイルで、この変更をする必要があります。 xdmをお使いなら、xdmの構成ファイルを見てください
個人的には、Patrick Reynoldsさんのcqcamをおすすめします。 コンパイルが必要ですが、問題無く動きます。 このプログラムは、 ppm又は、jpeg形式の画像データを作り、Xウインドウに表示します。 ppm形式しか作れないプログラムもあります。 xvや、netpbm、 cjpegなどで、 この形式を変換できます。
全く違ったアプローチとして、 SANEがあります。 これによってqcamをgimpのプラグインを経由して使用することが可能になります。 ぜひ調べて見てください。でも、これをインストールするのは おおごとですよ(私もまだうまくいっていません。:-()
これまでのところ、qcamの画像圧縮をサポートするフリーソフトはありません。 圧縮アルゴリズムが公開されていないからです。従って現在は、 ビデオカメラとしては余りにも遅すぎます。 とにかく、なんでもいいから動画像を取り込みたいというのなら、Xのもとで、 xvidcap を使ってみてはどうでしょう。
一番良く使われているのは、mboneツールでしょう。 archive at merit.を覗いてみてください。私は、音声には、fphoneを、 電子掲示板(whiteboard)にはwbを使っています。ビデオだったら、たくさんの人が vicを使っています。
最も手軽な解決法は、Toivo Pedaste氏の プリコンパイルされたvicをインストールすることです。 これには、rootの SUID オプションをつける必要があります。
libtcl7.6.so.1 (libtcl7.6.so というシンボリックリンクも)と、 libtk.4.2.so.1.をインストールしてください。tcl/tkの すべてのライブラリを インストールする必要はありません。
以上の2つのライブラリを入手(archie で、tcl7.6や、tk4.2で検索)したら、 解凍し、/usr/local/libなどにインストールます。 そのあとldconfigを実行します。もうひとつの別の方法に、nv があります。 QuickCam のためのパッチの当てかたを解説した tutorial guide があります。私がやったところでは、qcam-0.9pre6という 最近の変更のために、このパッチはうまくあたりませんでした。 でも、ソースを見ながら手で直すという手段は残されています。
もし、nvをうまく動かしている人がいたら是非ご連絡ください。
CU-seemeだったら、 Q-SeeMeでしょう。でも、コアダンプに見舞われたくなかったら、 新しいlibcにしておくことを忘れないようにして下さい。別の方法として、 nvとCU-seemereflector を使う手もあります。
カーネルをマルチキャストのサポートを付けて再構築し、さらにそのマシン又は、
そこのネットワーク上で、
mroutedを
動かしておくことを忘れてはいけません。
詳しくはLinux
Multicast FAQ を参照して下さい。ネットワークカードによっては、
最新のカーネルのドライバーが必要になるかもしれません。
最も簡単な方法は、定期的にcqcamや、cqreadのような画像取り込み プログラムを起動して、画像ファイルを作っていくデーモンのような スクリプトを書くことです。
このファイルをjpegファイルにし、htmlページに置くような後処理を加えるように することだって出来ます。
以下のスクリプトを参考にして下さい。
#!/bin/bash while (echo "") do cqcam -32- -s 1 thisPicture.ppm cjpeg thisPicture.ppm thisPicture.jpg sleep 60 done以上のスクリプトを一般ユーザー上で、nohupオプションで動かして下さい。
動画をお望みなら、ドイツのウルム大学の very fast packageがあります。どんなことが可能なのかを知りたいのなら彼らの 模型鉄道のページを 見てみましょう。 Alex Belitsさんが特別なhttpデーモンを使って作ったものに qcwebcamがあります。 (マイクロソフトユーザーは注意。このページでは好かれていません。) 必要とする画像がモノクロで良いのだったら、プッシュ型のnetscapeサーバーを使う webcam.cgi というパッケージがあります。単に画像だけが欲しいのなら、 cgi-binをインストールするだけで良いでしょう。 かっこいいユーザーインタフェースが必要なときにはじめて、 PHP/FI-interpreterを使って頑張りましょう。 さもなければ、javaバージョンが出るのを待ちましょう。
Hanno Muler(uにウムラウト:訳注)さんには、この文書作成に尽力いただき、 数えきれない多くの修正と意見を頂きました。ここに感謝いたします。 PatrickReynoldsさんについても同様の助力をして頂きました。 ありがとうございました。
Gero Wedemann, ドイツ ハイデルベルグ 1997年10月1日
この文書は、GNUで定めた著作権のもとで公開されています。完全な無保証です。 著作者はこのページは余暇の時間に書いたもので、Connectix社とは何の関係も 有していません。
このページのオリジナルは、次のURLでご覧になって下さい。
http://www.dkfz-heidelberg.de/Macromol/wedemann/mini-HOWTO-cqcam.html
日本語版の翻訳に対する問い合わせは、
永田靖人(nagata-y@bnn-net.or.jp)まで。