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AppleVolumes - configures exported volumes

Last updated: April 3, 1997

etc/afpd には AppleVolumes.systemAppleVolumes.default の二つの設定ファイルがあります。この両者の書式は同じです。違 うのは、ゲストとしてログオンしたユーザーは、AppleVolumes.defaults に 記述されているボリュームしか参照できない点です(ゲストユー ザーが限られた権限しか持っていないことと同じで す)。私の場合は、AppleVolumes.system/usr2/data の様に皆に見せたいディレクトリーを記述し、 AppleVolumes.default には ~/ の ようにユーザーの固有のディレクトリを記述しています。netatalk の ソースディレクトリーの etc/afpd/ には、それぞれの ファイルの記述例が あります。それぞれ etc.AppleVolumes.systemetc.AppleVolumes.default です。この二つのファイルを DESTDIR/etc ディレクトリ(普通は /usr/local/atalk/etc )にコピーして、ファイル名の 頭から etc. を取り除いて下さい。 私の AppleVolumes.system は下のようになっています。 マウントされた Thak ボリュームの内容

/usr2/data Thak
/usr4/extra_space "Extra Space"
.txt TEXT MSWD
.TXT TEXT MSWD
.html TEXT TTXT
.HTML TEXT TTXT
.gif GIFf 8BIM
.jpg JPEG 8BIM
.jpeg JPEG 8BIM


この例では /usr2/dataThak として見えるようになっています( Thak は、Far Side ゾーンのファイルサーバー Outpost 上にある AppleShare ボリューム の一つです)。Extra Space ボリュームは同 じ機械から公開されている二つ目のボリュー ムです。しかし、Thak と違うディレクトリー です(/usr2/extra_space には、別の大きなハ ードディスクがマウントされています)。 最大 いくつのボリュームを公開できるかは、私は知りません。

ユーザーが AppleShare ファイルサーバーにログオンす る場合、Unix サーバーに登録されているユーザー名とパ スワードを用います。そのため、私は Unix 機にログイ ンしてくる Mac のために、Unix 側にアカウントを作って います。彼らにしかるべき読み書き権を与えていますので 、これらのユーザーは、公開されているディレクトリ (/usr/dataなど)へ読み書きを行えます。ところ で、書込み禁止は非常に有効な保護手段です。例えば、 プログラムが上書きされるのを防ぎます。

Macintosh 以外で作ったファイルは、ボリューム定義 に続く type/creator 行の 定義に従って型付けされます。Macintosh は、どのソ フトがファイルを作ったか、そのファイルはどんな型 かを、ファイルの名前に関わらず別に記憶しています( つまり、Mac はファイル名の終わりに .txt をつけな くてもあるファイルがテキストファイルかどうかわか るのです )。Macintosh が作るファイルは、データフ ォークだけでなく、リソースフォークも保存されます 。Mac はこのリソースフォークの中に type と creator 情報を保存します。当然、Unix 側でファイルが作成され たら、このリソースフォークは存在しません。そこで、 これをしのぐために afpd は AppleVolumes ファイルの 「拡張子-type/creator 対」を読みとって、Macに見かけ の情報を与えています。

上の例の.txt TEXT MSWDという行は、Unix で作成した .txt で終わるファイルの型をすべて TEXT (当然です が、テキスト型です)とし、クリエーターを MSWD つま り Microsoft Word にしています。例えば Unix 側で test.txt というファイルを作成して /usr/data ディレ クトリーに保存するとします。このファイルのアイコン を、AppleShare ボリュームをマウントした Mac 側ダブ ルクリックすると、Mac は( 導入していれば ) Microsoft Word を起動し、ファイルをテキストとし て読み込ませます。その外に、 TTXT や、 8BIM というク リエーターもありますが、これはそれぞれ TeachText と Adobe Photoshop にあたります。

type/creator の割付を調査するには、ResEdit を使います。ResEdit を起動して最初に出てくる ファイルダイアログをキャンセルします。次に File メニューの Get File/Folder Info... を選ぶと、別のファイルダイアログボックスが開 きます。ここであなたが調べたいファイルを開く と、情報ダイアログが現れて、その中にtype/creator が表示されます。ResEdit はたやすく入手できる はずです。私は覚えてないくらい前からこのソフ トを使用しています。

もっと簡単に type/creator の割り付けを調べる方法としては、Snictch 拡張機能 があります。この拡張機能書類を使用すると、Finder の情報をみるダイア ログボックスから type/creator 情報を見ること(おまけに編集も)ができます。 恐らく、一番簡単な type/creator 割り付け情報の入手の仕方は、 Steve Johnson が管理している巨大な big type/creator listをダウンロードすることでしょう。

本文で説明しました hfs ファイルシステムは type/creator 割 付を自動的に処理します。hfs はディスク上のファイルか ら type/creator 情報を読み出し、.AppleDoulbe ファイルシス テム経由で afpd に渡します( netatalk が mac のファイルを unix のボリュームに書くと同じ方法です )。