最近 ASCII の pTeX-2.1.4 を用いた DOS、 WIN 環境の充実もあって、日本で も (p)LaTeX2e ユーザが非常に増えてきました。 まだ Linux にはバイナリ配布のパッケージがありませんが、各方面での有志 の方々により各ソフトウェアのコンパイルも非常に簡単になってきました。 そこでこの文書では私が行った作業をもとに、各ソフトのインストールの過程 を記述してみました。
ちなみに私が Linux を利用するにあたって、そのほとんどの時間は Win95 の TeraTerm という VT100 端末ソフトを通しての作業になっています。実は TeX に関しても
という変則的な使い方をしております。従って xdvi や dvi2ps-j もインストー ルはしましたが、横書き文書をプレビューできることしか確認していません。 またフォントの自動生成などに関してもいろいろ問題があるかとは思いますが、 pLaTeX2e 環境の構築に関するまとまった情報はまだ少ないので、とりあえず 何かの役には立つかと思い、文書としてまとめることにしました。
インストール前の環境は以下のようなものです。
また印刷に用いたプリンタは以下の 2 台です。
この文書を書くにあたって参考にした URL です。
この文書中での作業にあたり、%
は一般ユーザでの、
#
はルート権限での作業をそれぞれ示しています。ルートでの作業
が結構多くなってしまいますので、くれぐれも注意して行ってください。
この文書によって生じた障害、損失については筆者は一切の責任を取れません。
ご自分の責任の下で利用してください。
まだ不十分、不正確な内容も多いかと思います。 お気づきの点はぜひ nakano@apm.seikei.ac.jp までお知らせいただければ幸いです。
なお、この文書の最新の HTML 版は http://surf.ap.seikei.ac.jp/~nakano/linux/pTeX/ で閲覧することができます。 また テキスト版、 SGML 文書のソース も入手可能です。