はじめに

SunForum 3D を使用すると、インターネットあるいは企業のイントラネットを介して誰とでも会議ができます。この節では、SunForum 3D の基本的な使用法について説明します。

初期設定をする
呼び出しをする
呼び出しを受け付ける
会議から退出する
会議を主催する
メインウィンドウの表示を切り換える
短縮ダイアルを使用する
アプリケーションの共有を開始する
ホワイトボードを起動する
チャットを開始する
ファイルを送受信する
SunForum 3D オプションを設定する
会議のビデオを制御する
会議のオーディオを制御する
通話を開始する - 高度なオプション
SunForum 3D のオプション設定をリセットする
SunForum 3D を停止する

初期設定をする

SunForum 3D を初めて起動すると、SunForum 3D ユーザーとしての個人情報の入力を求めるダイアログボックスが表示されます。SunForum 3D では、この個人情報を使用して、他の人を呼び出したり、呼び出しを受信したり、ディレクトリサーバーで参加者を識別したりできます。

SunForum 3D を使用するには、この個人情報を入力する必要があります。入力した情報は、「通話」メニューの「個人情報の変更」を選択することによって、必要に応じて変更できます。

このとき表示される「個人情報」ダイアログボックスは、以下のフィールドから構成されています。
名前 自分の名前を入力します。 他の会議参加者はこの名前で誰であるかを識別できます。
電子メールアドレス 自分の電子メールアドレスを入力します。
電話番号 SunForum ユーザーとして使用する自分の連絡先の電話番号を入力します。
市町村、国 居住地情報を入力します。
コメント SunForum 3D の使用環境に関するその他の情報を入力します。NetMeeting ユーザーは、ディレクトリサーバーに問い合わせるとき、この情報を利用して、リストの名前を絞り込むことができます。
カテゴリ SunForum 3D の使用環境に関する情報を入力します。ディレクトリサーバーに問い合わせるとき、この情報を使用して、リストの名前を絞り込むことができます。
起動時にディレクトリサーバーにログオンする SunForum 3D を起動したときに自動的にディレクトリサーバーにログオンするには、このオプションを選択し、「サーバー名」フィールドにログオン先のディレクトリサーバー名を入力します。次回、SunForum 3D を起動すると、指定したディレクトリサーバーに自動的にログオンします。
ディレクトリサーバーにログオンする際にユーザー名を表示しない ディレクトリサーバーへのログオン時に他のユーザーに個人情報を公開しない場合は、このオプションを選択します。
次回ディレクトリサーバーにログオンすると、サーバーにログオンしている他のユーザーに個人情報が公開されなくなります。ただし、他のユーザーに自分の電子メールアドレスを知らせている場合、そのユーザーは引き続きディレクトリサーバーを使用して呼び出すことができます。
個人情報の公開を有効にした状態でログオンしているときに、このオプションを選択した場合は、ディレクトリサーバーのエントリが自動的に更新され、個人情報が非公開になります。

これらの情報を入力して「了解」をクリックすると、SunForum 3D の「設定」ウィザードが起動されます。このウィザードによって、SunForum 3D で使用するオーディオおよびビデオ装置の設定を順を追って行うことができます。画面に表示される指示に従って、装置の設定を行ってください。

「設定」ウィザードは、必要に応じて実行できます (たとえば、オーディオやビデオのハードウェアを変更した場合や、オーディオやビデオに問題が発生した場合など)。このためには、「ツール」メニューから「設定ウィザード」を選択します。

呼び出しをする

会議に参加する人を呼び出すには、SunForum 3D Configuration Manager の「通話」ボタンをクリックするか、「通話」メニューから「通話」を選択します。

「通話」ダイアログボックスが表示されたら、相手のアドレスを入力し、「了解」をクリックします。相手のアドレスを指定する方法は、以下の 3 通りあります。
 
相手のコンピュータの IP アドレスを数値指定する (例: 123.456.78.90)。
相手のコンピュータの記号名を指定する (例: mymachine.do.main.com)。 この指定方法を使用するには、システムに DNS が必要です。DNS の設定についての詳細は、システム管理者にお問い合わせください。
ディレクトリサーバーと相手の電子メールアドレスを、/ (スラッシュ) で区切って指定する (例:namebase.com/bob@acme.com)。
ゲートキーパーに自己登録している場合は、ゲートキーパーのエイリアス (電話番号など) を指定します。

このダイアログボックスには、一群の「高度なオプション」も含まれており、これらのオプションを使用して、H.323 ゲートウェイや会議サーバーを使用するときなどの接続の確立方法を制御することができます。ほとんどの場合、これらのオプションの設定を変更する必要はありません。高度なオプションは、「高度なオプションを表示」ボタンをクリックすることによって表示できます。 すでに高度なオプションが表示されている場合、ボタン名は「高度なオプションを隠す」になり、クリックすると、高度なオプションを隠すことができます。高度なオプションの設定についての詳細は、「通話を開始する - 高度なオプション」を参照してください。

呼び出した相手がすでに会議に参加している場合は、そのことを警告するメッセージボックスが表示され、必要に応じて会議への参加を取り消すことができます。このメッセージボックスを表示しないで、つねに会議に参加するように設定するには、「自動的に既存の会議に参加」オプションを選択します。詳細は、「SunForum 3D のオプションを設定する」を参照してください。

相手からの応答がない場合、原因として最も考えられるのは、相手のシステムで会議ソフトウェアが実行されていないことです。

呼び出しは、ディレクトリリストアドレス帳履歴リスト短縮ダイアル、「通話」メニュー一覧から行うこともできます。「通話」メニュー一覧には、最近呼び出した 10 個のアドレスが記録されます。

後で利用できるよう呼び出したアドレスの記録を残すには、「アドレス帳に追加」チェックボックスを選択してから、「了解」をクリックしてください。アドレス帳にアドレスが追加され、すぐに利用できるようになります。また、「通話」メニューには、最近追加されたアドレスが 10 件まで一覧表示されます。

「通話」メニューの「会議の主催」を選択してローカルの会議を開くと、呼び出した相手が会議に参加することができます。

呼び出しを受け付ける

他の参加者から呼び出しがあると、その呼び出しを受け付けるかどうかを問い合わせるメッセージボックスが表示されます。このメッセージボックスの表示は、以下のいずれかの方法で無効にすることができます。

会議から退出する

会議から退出するには、SunForum 3D のツールバーにある「切断」ボタンをクリックするか、「通話」メニューから「切断」を選択します。

注: 会議から退出すると、自分が呼び出した相手および自分を呼び出した相手との接続が切断されます。「切断」を選択すると、切断してもよいか確認を求めるメッセージボックスが表示され、退出操作を取り消すこともできます。

会議を主催する

相手を呼び出す前にローカルの会議を開くことによって、他のユーザーにサービスを提供する準備をすることができます。たとえば、定例会議に先立って、適当なアプリケーションを共有設定し、そのアプリケーションを他のユーザーが会議に参加するとすぐに使用できるように、デスクトップを整理しておくことができます。

ローカルの会議を開くには、「通話」メニューの「会議の主催」を選択します。この会議には、必要に応じて参加したり退出したりできます。

メインウィンドウの表示を切り換える

メインウィンドウには、4 通りの表示があり、ウィンドウの左側にある表示ボタンをクリックするか、「表示」メニューからコマンドを選択することによって切り換えることができます。 表示される項目は以下のとおりです。
 
ディレクトリ
アドレス帳
履歴
現在の通話

ディレクトリ

現在のログオンディレクトリのユーザーリストです。詳細は、「ディレクトリの使用法」を参照してください。

アドレス帳

「アドレス帳に追加」オプションが選択されているときに呼び出した人のリストです。 「呼び出しをする」を参照してください。アドレス帳に登録されている人を呼び出すには、そのエントリをダブルクリックするか、「通話」ボタンをクリックします。

現在の通話

会議の状況、参加者の名前リスト、アプリケーションの共有状況、ホワイトボードやチャットの実行の有無、オーディオやビデオをサポートしている会議製品の使用の有無が表示されます。会議参加者の詳細情報を表示するには、参加者の名前を右クリックし、「プロパティ」を選択します。参加者の電子メールアドレス、IP アドレス、コンピュータ名の詳細が表示されます。

会議が始まると、自動的にこの表示になります。

履歴

呼び出しの受信記録です。すべての受信について、以下の情報が表示されます。
  • 呼び出しの受信日時
  • 発信者 (ディレクトリサーバー経由の受信の場合)
  • 呼び出しの受け付けまたは拒否
  • 呼び出しに返答するには、エントリをダブルクリックするか、「通話」ボタンをクリックします。

    短縮ダイアルを使用する

    短縮ダイアルは、アドレスを保存して他の会議参加者とアドレスを交換する便利な手段です。短縮ダイアル機能は以下のように利用できます。
     
    短縮ダイアルを相手に送信し、簡単に自分を呼び出せるようにする。手順:
    • 「通話」->「短縮ダイアルの作成」を選択します。
    • 相手にディレクトリサーバー経由で呼び出してもらう場合は、「ディレクトリ」を選択します。相手に直接呼び出してもらう場合は、「ネットワーク」を選択します。
    • 「個人情報の入力」をクリックします。「アドレス」フィールドに、自分のアドレスが表示されます。
    • 「ホームディレクトリ」を選択し、「了解」をクリックします。
    ホームディレクトリに短縮ダイアルファイルが作成されます。呼び出し方法として「ネットワーク」を選択した場合、このファイルには "myname.cnf"(myname は自分のユーザー名) という名前になります。「ディレクトリ」を選択した場合は、"directory_myname.cnf"(directory はログオン先のディレクトリ名、myname は自分のユーザー名) という名前になります。このファイルを相手に送信すると、相手はそのファイルを使用して呼び出すことができます (下記を参照) 。
    相手から送信された短縮ダイアルを使用して相手を呼び出す。相手から短縮ダイアルを送信してもらうと、以下の方法で相手を呼び出すことができます。
    • 送信してもらった短縮ダイアルファイルを、自分のコンピュータ上のディレクトリに保存します。
    • ファイルマネージャを起動します。
    • 短縮ダイアルを保存したディレクトリに移動します。
    • 短縮ダイアルをダブルクリックします。
    SunForum 3D が起動して (起動していない場合)、相手が呼び出されます。

    短縮ダイアルはコマンド行から起動することもできます。その場合は、以下のコマンドを使用します。

    sunforum -speeddial speeddial_file_name
    speeddial_file_name には、使用する短縮ダイアルファイルのフルパス名を指定します。

    SunForum 3D が起動して (起動していない場合)、相手が呼び出されます。

    アプリケーションの共有を開始する

    アプリケーションの共有を開始するには、「共有」ボタンをクリックし、共有するアプリケーションを選択します。他の会議参加者がアプリケーションの共有設定をすると、そのウィンドウが自動的に自分のデスクトップに表示されます。

    アプリケーションの共有も参照してください。

    会議のビデオを制御をする

    カメラがコンピュータに接続されていて、他の会議参加者がビデオをサポートする会議製品を使用している場合は、画面のウィンドウに他の会議参加者を表示したり、自分の画像を他の参加者の画面に表示したりできます。ビデオのサポートは、使用されている会議製品によって異なり、マルチポイント方式 (他の会議参加者全員を表示可能) 、またはポイントツーポイント方式 (他の会議参加者を一度に 1 人だけ表示可能) のいずれかになります。詳細は、「他の会議製品と相互運用する」を参照してください。

    ビデオ画像は、次のウィンドウに表示されます。
     
    自分のビデオ 自分のビデオが表示されます。 同じビデオが、相手の画面のウィンドウにも表示されます。
    「ユーザー名」 マルチポイント会議の参加者が表示されます。ビデオを送信していている会議参加者ごとにウィンドウが 1 つ表示されます。

    各ウィンドウの下には、ビデオウィンドウの現在の状態を示すメッセージが表示され、ボタンによってビデオを制御できます。
     
    ビデオの状態が「送信中」の場合は、「一時停止」ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、ビデオ表示が一時停止されます。一時停止したウィンドウには、相手の「静止フレーム」画像が表示され、状態メッセージが「一時停止中」になります。
    ビデオの状態が「一時停止中」の場合は、「再生」ボタンが表示されます。この状態でボタンをクリックすると、ビデオ表示がアクティブになります。ビデオ表示がアクティブになると、ビデオ表示が再開され、状態メッセージが「送信中」になります。

    画面に表示する参加者のウィンドウを選択することができます。選択するには、「ツール」メニューの「ビデオ」を選択し、ウィンドウを表示または非表示にするエントリをクリックします。マルチポイント会議の場合は、他の会議参加者のウィンドウが、「他の人を表示」の下に一覧表示されます。ウィンドウの「閉じる」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じることもできます。

    ビデオ表示の制御方法についての詳細は、「SunForum 3D のオーディオとビデオ」を参照してください。

    会議のオーディオを制御する

    他の会議参加者がオーディオをサポートする会議製品を使用している場合は、会議で発言したり、他の参加者の発言を聞いたりできます。オーディオのサポートは、使用されている会議製品によって異なり、テレホン会議のように他の会議参加者全員と同時に会話が可能なマルチポイント方式か、あるいは通常な電話での通話のように一度に 1 人の参加者と会話が可能なポイントツーポイント方式のいずれかになります。詳細は、「他の会議製品と相互運用する」を参照してください。

    メインウィンドウの最上部の「オーディオ」パネルには、オーディオが使用されているかどうかの情報が表示されます。
     
    他の参加者に対してこちらの音声が再生されている場合は、「マイク」アイコンの左側のチェックボックスにチェックマークが入っています。この状態で「マイク」アイコンをクリックすると、他の参加者がこちらの音声を聞けなくなります。
    他の参加者の音声を再生している場合は、「スピーカー」アイコンの左にあるチェックボックスにチェックマークが入っています。この状態で「スピーカー」アイコンをクリックすると、相手の音声が聞こえなくなります。

    オーディオの制御方法についての詳細は、「SunForum 3D のオーディオとビデオ」を参照してください。

    ホワイトボードを起動する

    ホワイトボードを起動するには、SunForum 3D の「ホワイトボード」ボタンをクリックするか、「ツール」メニューから「ホワイトボード」を選択します。

    ホワイトボードのウィンドウが表示され、他の会議参加者のシステムでもホワイトボードが自動的に起動されます (この逆に、他の会議参加者がホワイトボードを起動すると、自分のシステムでもホワイトボードが自動的に起動されます)。ホワイトボードでは、テキストや画像を使用して自由にアイデアを交換できます。

    詳細は、SunForum 3D のホワイトボードを参照してください。

    チャットを開始する

    チャットを開始するには、SunForum 3D のツールバーの「チャット」ボタンをクリックするか、「ツール」メニューから「チャット」を選択します。 チャットのウィンドウが表示され、チャットを実行している会議参加者と、テキストメッセージを交換することができます。

    詳細は、「SunForum 3D のチャットを参照してください。

    ファイルを送受信する

    会議の参加者全員にファイルを送信するには、ツールバーの「ファイルの送信」ボタンをクリックするか、「ツール」メニューから「ファイルの送信」を選択します。表示されるファイルダイアログボックスで、送信するファイルを選択し、「了解」をクリックします。

    詳細は、「ファイル転送を参照してください。

    SunForum 3D のオプションを設定する

    SunForum 3D には、設定可能なさまざまなオプションがあります。これらのオプションの設定するには、「オプション」メニューを選択します。変更はユーザーごとに別々に保存され、次回 SunForum 3D を起動するときに有効になります。ツールの設定には、以下のオプションがあります。
     
    通話の設定 「ツールの設定」ダイアログボックスが表示され、通話の開始や応答に関するオプションを設定できます。
    ツールの設定 「ツールの設定」ダイアログボックスが表示され、SunForum 3D ツールの一般的なオプションを設定できます。
    オーディオ/ビデオの設定 「オーディオ/ビデオの設定」ダイアログボックスが表示され、オーディオとビデオの通話パラメタを設定できます。
    オーディオ/ビデオ装置の設定 「オーディオ/ビデオの設定」ダイアログボックスが表示され、SunForum 3D で使用するオーディオ装置とビデオ装置の設定ができます。

    新しい設定はすぐに有効になり、保存されて、SunForum 3D を次回起動したときに使用されます。新しい設定の影響を受けるのは自分の SunForum 3D だけで、他の参加者の SunForum 3D が影響を受けることはありません。

    SunForum 3D の設定で問題が発生した場合は、すべてのオプションをデフォルトの設定に戻し、最初から設定をやり直すことができます。 詳細は、「SunForum 3D のオプションをリセットする」を参照してください。

    通話の設定のオプションを設定する

    SunForum 3D には、通話の開始方法や応答方法をカスタマイズするためのさまざまなオプションがあります。これらのオプションを設定するには、「オプション」メニューから「通話の設定」を選択します。通話の設定には、以下のオプションがあります。
    自動的に既存の会議に参加 オンにすると、相手が既存の会議にすでに参加していることの警告が表示されずに、自動的に会議に参加します。
    自動的に通話を受信 オンにすると、呼び出しを受け付けるか拒否するかの確認を求められず、すべての呼び出しを自動的に受け付けます。
    着信時に音を鳴らす オンにすると、呼び出しを受信したとき、ワークステーションのビープ音によってそのことが通知されます。
    通話の開始時にクリップボードを共有 オンにすると、自分のクリップボードが他の会議参加者と自動的に共有されます。
    通話の開始時にビデオを送信 オンにすると、通話の開始時にビデオが自動的に送信されます。 このオプションが選択されていない場合、ビデオはデフォルトで一時停止になります。
    ディレクトリリストの定期的な更新 オンにすると、ディレクトリリストが定期的に更新されます。 更新間隔は、ダイアログボックスのスライダで指定します。

    ツールの設定のオプションを設定する

    SunForum 3D には、SunForum 3D ツールをカスタマイズするための一般的なオプションがあります。これらのオプションを設定するには、「オプション」メニューから「ツールの設定」を選択します。ツールの設定には、以下のオプションがあります。
     
    共有オプション:デスクトップをスクロールする: このオプションを選択すると、自分のデスクトップよりも大きなデスクトップを備えた別のコンピュータが会議に参加している場合に、共有デスクトップ全体をスクロールして、すべてのウィンドウを表示できます。詳細は、「大きさが異なるデスクトップの表示」を参照してください。このオプションを選択していないで、自分より大きなデスクトップを表示した場合は、そのデスクトップの左上部分だけ表示され、自分のデスクトップに収まらないウィンドウまたはウィンドウ部分にアクセスすることはできません。
    共有オプション:共有の際にフォントをほぼ一致させる: 会議に参加している 2 台のコンピュータ上で動作しているオペレーティングシステムが異なると、それらコンピュータに同じフォントが存在しないことがあります。このことは、そうしたコンピュータ間で共有アプリケーションのテキスト出力を転送する場合は、テキストばかりでなく、送信側で使用されているフォントの情報も受信側に転送しなければならないことががあることを意味します。
    このオプションを選択すると、相手の受信側に同じフォントがない場合、SunForum 3D は受信側で利用できるフォントから類似のフォントを使用します。このことは、会議に参加しているシステムによって共有アプリケーションのテキスト出力の外観が異なることがあることを意味しますが、フォント情報をすべて転送する必要がなく、アプリケーションの共有が高速化することがあるため、ネットワーク接続が低速な場合 (モデムやインターネットを利用している場合など) は、このオプションを使用することをお勧めします。このオプションを選択していないで、同じフォントがない場合は、テキストとともにフォントの情報も転送されます。このことは、会議に参加しているすべてのシステムで共有アプリケーションのテキスト出力の外観が統一されることを意味しますが、アプリケーションの共有は低速になることがあります。
    ホワイトボードの読み込みモード: ホワイトボードの動作モード (T.126 モードまたは専用モード) を指定します。詳細は、ホワイトボードに関する節を参照してください。ホワイトボードの実行中にこのオプションを変更した場合、そのホワイトボードは引き続き元のモードで動作しますが、新たに起動したホワイトボードは新しいモードで動作します。
    互換モード: SunForum 3D の動作モード (規格に準拠した T.120 モードまたは NetMeeting バージョン 3 の互換モード) を指定します。NetMeeting 3 が動作しているコンピュータが参加している会議に参加する場合は、NetMeeting 3 モードを選択する必要があります。この場合は、会議で使用している他の SunForum 3D もすべて NetMeeting 3 モードに設定する必要があります。それ以外の場合 (旧バージョンの NetMeeting を使用した会議など) は、T.120 モードを選択する必要があります。この設定を変更した場合は、SunForum 3D を再起動して、新しい設定を有効にする必要があります。
    受信ファイルの保存先: 受信ファイルの保存先を指定します。詳細は、「ファイルの転送」を参照してください。
    ブラウザ名: オンライヘルプやマニュアルを表示するブラウザを指定します。

    オーディオとビデオの設定のオプションを設定する

    SunForum 3D では、オーディオとビデオの処理方法をカスタマイズできます。これらのオプションを設定するには、「オプション」メニューから「オーディオ/ビデオの設定」を選択します。詳細は、「オーディオとビデオのオプションを設定する」を参照してください。

    オーディオとビデオ装置の設定のオプションを設定する

    SunForum 3D では、会議で使用するオーディオおよびビデオ装置を設定することができます。このオプションを設定するには、「オプション」メニューの「オーディオ / ビデオ装置の設定」を選択します。詳細は、「オーディオ/ビデオ装置のオプションを設定する」を参照してください。

    通話を開始する - 高度なオプション

    通話を開始するにあたっては、「通話の開始」ダイアログボックスの「高度なオプション」を選択することによって、接続の確立方法を設定することができます。これらのオプションがダイアログボックスに表示されていない場合は、「高度なオプションを表示」ボタンをクリックします。 注: 通常、通話相手がマルチポイント方式のオーディオ/ビデオをサポートしている会議製品を使用している場合は、SunForum 3D でも、マルチポイント方式がサポートされます。通話相手の会議製品がポイントツーポイント方式のオーディオ/ビデオしかサポートしていない場合は、SunForum 3D でも、ポイントツーポイントモードで会議が確立されます。

    場合によっては、この通常の動作を変更して、会議を明示的にポイントツーポイントモードで開始しなければならないことがあります。たとえば、マルチポイントをサポートしている参加者を呼び出して会議を開始したのだが、後で、ポイントツーポイントしかサポートしていない参加者が参加する場合などです。詳細は、「オーディオとビデオのオプションを設定する」を参照してください。

    SunForum 3D のオプションをリセットする

    SunForum 3D の設定で問題が発生した場合は、以下の手順ですべての設定オプションをデフォルト値に戻すことができます。このための手順は以下のとおりです。

    SunForum 3D を停止する

    SunForum 3D を停止するには、「通話」メニューから「終了」コマンドを選択します。

    「通話」メニューの「バックグラウンドで実行」が選択されている場合、メインウィンドウは消去されますが、SunForum 3D プロセスの動作は継続し、呼び出しが監視されます。呼び出しがあると、メインウィンドウが自動的に再表示され、通常どおりに会議が進みます。

    SunForum 3D を完全にシャットダウンするには、「バックグラウンドで実行」の選択を解除し、「通話」メニューから「終了」を選択します。


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