参照 : データ複製作業

次の表は、検討すべきデータ複製作業のチェックリストです。

作業
データ複製に使用するストレージエリアネットワーク (SAN) または広域ネットワーク (WAN) を通じたパスを選択するときは、ネットワークの応答時間、帯域幅、およびセキュリティを検討します。
注 : 複製セット内のボリュームが同期されるため、追加の入出力動作が大量に行われ、パフォーマンスに影響を与えることがあります。
リモートの Sun StorEdge 6920 システムが、既存の物理リンクによって自分のシステムから利用可能なことを確認します。
Storage ユーザーの役割を使用して、システムにログインします。
一次ボリュームと二次ボリュームの両方を他のボリュームと同様に構成し、構成が同一なことを確認します。ボリュームの容量は、正確に等しい必要があります。
「ボリュームの概要」および「ポートの概要」ページで、次のことを記録します。
  • ローカルとリモートの両方の Sun StorEdge 6920 システムの WWN。
  • 複製セットを構成するローカルとリモートの両方のボリュームの WWN。
  • Gigabit Ethernet ポートを使用する場合は、ローカルとリモートの両方のポートの IP アドレス。
注 : 「複製セットの作成」ウィザードに誤った WWN を入力した場合は、複製セットを削除してから新しく作成する必要があります。
ファイバチャネル (FC) を使用する構成では、長距離運用のためのピア間の接続を提供する FC スイッチを構成します。長距離での運用についての詳細は、FC スイッチベンダーのマニュアルを参照してください。
使用を予定している FC ポートまたは Gigabit Ethernet ポートを、複製用にローカルとリモートの両方の Sun StorEdge 6920 システムで有効にします。ポートが Gigabit Ethernet ポートの場合は、両方のサイトで「Gigabit Ethernet ポートの複製の有効化」ウィザードを最後まで実行して複製リンクを作成します。データ複製にファイバチャネル (FC) ポートと Gigabit Ethernet ポートを有効にする方法についての詳細は、データ複製用ポートの有効化を参照してください。
複製セットを作成する前に、次のことを検討します。
  • アプリケーションが複数のボリューム間でそのデータを同期できるかどうか、ユーザーが非同期複製を計画しているかどうか、その結果、複製セットを整合性グループに入れる必要があるかどうか。
  • 複製の役割、モード、および優先順位
  • 非同期キューのプロパティ
  • ボリュームスナップショットの要件
  • 複製セットを初期化する前に、複製ピアポートを初期化する必要があります。複製セットを作成する前に、必ず「複製ピアの WWN」 (16 進数) を入力してください。
「複製セットの作成」ウィザードを使用して、次のいずれかの作業を行います。
  • 複製セットの作成
  • 複製セットの作成と、既存の整合性グループへの追加
  • 複製セットの作成と同時に、整合性グループを作成
両方のピアの複製セットおよび整合性グループは、同一の構成にする必要があります。
データ複製に関係する、さまざまな動作を検討します。
  • 通常同期動作
  • 完全同期動作
  • 通常中断動作
  • 高速開始動作
  • 役割の逆転

関連項目