ミラーコンポーネントの計画

ミラーには、データの同一のコピーが最大 4 つまで独立して含まれています。それらのコピーはそれぞれ分離されているが同等であるミラーコンポーネントに格納され、それらのコンポーネントにアクセスすることによってミラー全体が管理されます。ミラーコンポーネントはミラーの独立した部品であり、データと容量の両方が同一です。ミラーコンポーネントに対して行う操作は、他のすべてのミラーコンポーネントにも加えられたり、その逆が行われて、同期化されます。

たとえば、分割ミラーコンポーネントを再結合してミラーに戻すと、同期化 (再同期化) されて他のミラーコンポーネントが反映されます。再同期化プロセスが完了すると、ミラーは各コンポーネントが同一のデータを持つ独立したサブエンティティとなっているエンティティに再び戻ります。

ミラーを作成するには、新しいミラーボリュームを作成するか、既存のボリュームをミラー化してから、他のボリュームを等価なミラーコンポーネントとして追加します。

プロセスを開始する前に、次の点を決定してください。

注 : ミラーでは、ミラー構築のために作成した最初のミラー化ボリュームの WWN (ワールドワイドネーム) が前提となっています。これは 64 ビットの数値による一意な識別子で、命名機関、メーカー、および特定の接続を識別するものです。ミラーに追加した既存のボリュームは、作成した最初のミラー化ボリュームの WWN を保持します。

関連項目