外部ストレージの使用について

メインベースキャビネット内または拡張キャビネット内にないストレージデバイスの、データおよびストレージにアクセスすることができます。次のことを行えます。

次の図は、外部ストレージデバイス上の LUN がシステムによって使用できる仕組みを示しています。

図は、システムが外部ストレージデバイス上の LUN を使用する仕組みを示しています。

外部ストレージデバイスは、システムのサービスパネルへ直接接続することも、冗長ファイバチャネル (FC) スイッチの 1 つのペアを使用して間接的に接続することもできます。データの信頼性を確保するため、直接接続または FC スイッチ接続を通じた冗長パスを作成してください。

注 : 複数セットの冗長 FC スイッチを接続することはできません。

現在サポートされている外部ストレージデバイス

サポートされる外部ストレージデバイスの最新リストについては、『Sun StorEdge 6920 システムご使用にあたって』を参照してください。

外部ストレージデバイスのベースキャビネットへの配線方法については、『Sun StorEdge 6920 システムご使用の手引き』を参照してください。

注 :外部ストレージデバイスは、システム管理ソフトウェアで管理されません。外部 LUN および下位レベルコンポーネントを変更するには、外部ストレージデバイスの専用構成ツールを使用する必要があります。詳細については、外部ストレージデバイスに付属のマニュアルを参照してください。

外部ストレージデバイスをベースキャビネットに接続すると、そのストレージデバイスがシステムで自動的に検出されます。「外部ストレージの概要」ページには、外部ストレージデバイスの LUN が初期化前のディスクとして一覧表示され、「外部ストレージのインポート」ウィザードで管理できます。ウィザードの手順が完了すると、システムは外部ストレージを仮想ディスクとして認識し、次のために使用できます。

旧式ボリュームの作成後は、「外部ストレージ」、「ボリュームの概要」、「ボリュームの詳細」の各ページに他のボリュームと同様に旧式ボリュームの一覧が表示されます。旧式ボリュームでは、次のボリューム操作を行えます。

注 : システムの他のボリュームのように、旧式ボリュームを拡張することはできません。外部ストレージデバイスの管理ソフトウェアを使用して LUN のサイズを増加することで、旧式ボリュームを拡張しないでください。

旧式ボリュームは、「ボリュームの概要」または「ボリュームの詳細」ページで削除できます。旧式ボリュームを削除すると、外部ストレージデバイス上の初期化前の LUN に戻ります。外部ストレージデバイスは旧式ボリュームに書き込まれたすべてのデータを保持し、旧式ボリュームにデータが書き込まれなかった場合は、LUN は元のデータを完全に保持します。

関連項目