スナップショットリザーブ空間の割り当て
スナップショットリザーブ空間は、ボリュームを作成するとき、またはボリュームを作成したあとで割り当てることができます。スナップショットリザーブ空間のサイズをいったん割り当てると、その空間を削除して再作成しないかぎり、そのサイズを減らすことはできません。
スナップショットリザーブ空間を割り当てる前に、多くの要因について検討し、多くの決定を行う必要があります。この割り当ての計画については、スナップショットおよびスナップショットリザーブ空間の計画を参照してください。
ボリュームを作成したあとでスナップショットリザーブ空間を割り当てる手順は、以下のとおりです。
- 「Sun StorEdge 6920 Configuration Service」>「論理ストレージ」>「ボリューム」をクリックします。
- 「ボリュームの概要」ページが表示されます。
- スナップショットリザーブ空間の割り当て対象とするボリュームを選択します。
- 「ボリュームの詳細」ページが表示されます。
- 「スナップショットリザーブ」をクリックします。
- 次のフィールドで、設定を指定します。
- ストレージプール
- 空間の割り当て対象
- 予想書き込み利用
- 最低 - (デフォルト) 必要なスナップショットリザーブ空間は最大 10 % です。
- 低 - スナップショットリザーブ空間の割り当ては 25%。任意の時点で平均サイズのアクティブなスナップショットは最大 3 つです。
- やや低 - 任意の時点で予想されるスナップショットの活動は最大 40 %。
- 中 - 「Average」と呼ばれ、この活動のレベルは多くの顧客に広く使用されている可能性があります。任意の時点で、スナップショットリザーブ空間にスナップショットの活動の 50% の読み込みが予想される場合は、このレベルを選択してください。
- 高 - スナップショットリザーブ空間の 75% の使用を計画している場合 (最大 6 つまたは 7 つのアクティブスナップショット) は、このレベルを選択してください。
- 最高 - スナップショットリザーブ空間の 100% を使用する可能性は低く、サイクルで循環させる場合でも、100% の容量を使用することはできません。ただし、1 度に最大で 8 つのスナップショットをとることを計画している場合は、予想書き込み利用を最高レベルに選択してください。
- スナップショットポリシー
- スナップショットより元のボリュームを優先 (デフォルト)
- データマイニングなどのアプリケーションでは、スナップショットリザーブ空間が元のデータセットでのビジネスオペレーションに干渉する問題を防ぐために、このポリシーを選択します。スナップショットリザーブ空間を使い切ると、データマイニングアプリケーションの速度は遅くなりますが、正常なオペレーションが継続されます。
- ボリュームよりスナップショットの妥当性を優先
- スナップショットデータの保護が不可欠な場合は、このポリシーを選択します。スナップショットの完全性が保護され、システムで維持することが保証されます。
- 「保存」をクリックします。
関連項目