ここには多くの人が経験した問題とその解決方法が書いてあります。
・評価用ボードデバッグモニタから MS-DOS フロッピーを読む
AlphaPC64 などの Alpha 評価用ボードに載っているデバッグモニタを使って
フロッピーディスクからファイルを読む際の問題が報告されています。
ふつうデバッグモニタは最初の数セクタを読めるのですが、
"bad sectors" などがあると無限ループに陥ります。
デバッグモニタが予想している DOS ファイルシステムと
Linux 上の DOSFS の実装が違うことが原因であることがわかっています。
もしこの問題が起こったら、
DOS を使ってフロッピーに書き込むのがてっとり早いです。
例えば milo.cab
の読み込みに失敗したら、
DOS マシンを起動してフロッピーを入れて次のようにします:
copy a:milo.cab c:
copy c:milo.cab a:
del c:milo.cab
もう一度フロッピーから起動しましょう。問題ないはずです。
・Milo が O>
という文字を表示しつづけ、入力を受けつけなくなる
この現象は、 主に Milo が 2 番目のコンソールとして COM1 を使うように作られている場合に起こります。 この場合、Milo は COM1 を入出力に使っています。 これはデバッグには非常に便利ですが、 接続されたターミナル以外にデバイスがある場合はそれほど便利ではありません。 もしこの問題が起こったら、 デバイスを切離すか Linux カーネルが起動するまで何度か電源を切ってください。 Linux が動けば問題はなくなるでしょう。