Linux のプリンタを Windows から利用するには、Linux 上でプリンタがちゃ んと動作するように正しく設定されている必要があります。Linux でのプリン トができていれば SMB での共有は簡単です。
ローカルプリンタの設定については Printing HOWTO をみてください。
筆者自身は Windows NT に接続されているプリンタを使っているので、この節 に書いてあることは絶対に正しいとは限りません。助言程度に受けとめておい てください。もし具体的な使用経験を持っている方がいらっしゃいましたら、 どうぞ dwood@plugged.net.au まで知らせてください。そうすればこの章の内容を完成できます。
smb.conf
にプリンタの設定を加えます。
[global] printing = bsd printcap name = /etc/printcap load printers = yes log file = /var/log/samba-log.%m lock directory = /var/lock/samba [printers] comment = All Printers security = server path = /var/spool/lpd/lp browseable = no printable = yes public = yes writable = no create mode = 0700 [ljet] security = server path = /var/spool/lpd/lp printer name = lp writable = yes public = yes printable = yes print command = lpr -r -h -P %p %s
プリンタのセクションにおける path
には、/etc/printcap
で
設定したスプールディレクトリと同じディレクトリを指定してください。
注意: Samba を使って Unix マシンのプリンタを Windows NT マシンから共有
させる際には問題点がいくつかあります。そのうちの一つは、NT からは
共有プリンタが正しく見えないというものです。この問題を解決するには
Samba 配布パッケージの docs/WinNT.txt
ファイルを参照して下さ
い。パスワードに関する問題もあります。こちらの方は同ファイルを見ても、
いらいらするだけで解決にはなりません...
===訳注===
訳者は Linux につながっている Epson MJ-700V2C を Samba で公開し Windows 95 から使っていますので、その設定内容を以下に記します。ただし、 公開先はプライベートアドレスのついたネットワークなので、基本的にセキュ リティのことは考えていません。
まず smb.conf
です。
[global] lock directory = /var/locks/samba workgroup = WORKGROUP browseable = yes allow hosts = 192.168.111. printing = bsd load printers = no printcap name = /etc/printcap password level = 8 create mode = 0750 mangle case = no case sensitive = no default case = upper preserve case = yes short preserve case = yes [lp] comment = MJ-700V2C printer name = lp path = /var/tmp printable = yes writable = yes create mode = 0700
/etc/printcap
です。
lp:\ :lp=/dev/lp1:\ :sd=/var/spool/lpd/lp:\ :lf=/var/spool/lpd/lp/errs:\ :if=/var/spool/lpd/lp/incat:\ :mx#0:\ :sh:\ :sf:
インプットフィルタの /var/spool/lpd/lp/incat
です。
#!/bin/sh /bin/cat exit 0
Windows 95 からは、ネットワークドライブを選択した後 MJ-700V2C のドラ イバを手で選んでインストールする必要があります。
==訳注終==