本章では、Red Hat Linux のインストールプロセスの開始方法について説明します。以下の内容について説明します。
インストールプログラムのユーザインタフェースに慣れること。
インストールプログラムの起動。
インストール方法の選択。
インストールの開始。
本章の終了時点までに手元のシステム上でインストールプログラムが実行され、Red Hat Linux 6.2J のインストールまたはアップグレードのいずれかのプロセスが開始されます。
以前にグラフィカルユーザインタフェース (GUI)の使用経験がある場合は、以下のプロセスにもすぐに慣れることができるでしょう。経験がない場合でも、マウスを使用して画面を操作し、ボタンを「クリック」するか、テキストフィールドに入力するだけなので簡単です。また、 TabキーおよびEnterキーを使って、インストール画面を操作することもできます。
注意: | ||
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GUI インストールプログラムを使用したくない場合は、テキストモードのインストールプログラムを使用することもできます。テキストモードを使用するには、以下のブートコマンドを入力します。
テキストモードのインストールについての説明は、以下を参照してください。『 Official Red Hat Linux リファレンスガイド』を参照してください。 |
Red Hat Linuxインストールプログラムは、インストールプロセスのダイアログボックス以上のものを提供します。シェルプロンプトからコマンドを入力するという方法だけではなく、各種の診断メッセージを利用することができます。この情報は、5 つの仮想コンソール上に表示されます。この仮想コンソールの切り換えは一回のキー入力で行うことができます。
Red Hat Linuxのインストール中に問題が発生した場合には、このような仮想コンソールが役に立ちます。インストールコンソールまたはシステムコンソール上に表示されるメッセージは、問題を特定する上で参考になります。仮想コンソール、コンソールを切り換えるためのキー入力、およびその内容の一覧については、表 2-1を参照してください。
表 2-1. コンソール、キー入力、および内容
コンソール | キー入力 | 内容 |
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1 | Ctrl-Alt-F1 | インストールダイアログ |
2 | Ctrl-Alt-F2 | シェルプロンプト |
3 | Ctrl-Alt-F3 | インストールログ (インストールプログラムから発行されるメッセージ) |
4 | Ctrl-Alt-F4 | システム関連メッセージ |
5 | Ctrl-Alt-F5 | その他のメッセージ |
7 | Ctrl-Alt-F7 | X グラフィック表示 |
一般に、インストール時の問題を診断しようと試みる場合を除き、デフォルトのコンソール (仮想コンソールの 7 番) から切り換える必要はありません。ただし、興味があれば、色々と切り換えてみてください。