GNOME または KDE を使用している場合は、CD-ROM ドライブに CD-ROM を挿入します。そうすると root パスワードを入力するように指示されます (パッケージをインストールするためには root にならなければなりません)。root パスワードを入力すると、パッケージ管理プログラム Gnome-RPM あるいは Kpackage が自動的に起動される (GUI 環境によって異なります) ので、このプログラムを使用して PowerTools をインストールすることができます。
Gnome-RPM の使用方法の詳細については、「Chapter 7 」を参照してください。Kpackage の使用方法の詳細については、 http://www.general.uwa.edu.au/u/toivo/kpackage/ を参照してください。
GNOME または KDE を使用していない場合は、シェルプロンプトを使用して PowerTools をインストールする必要があります。詳細については、 シェルプロンプトからの PowerTools のインストール を参照してください。
まず、PowerTools CD-ROM を CD-ROM ドライブにマウントします。
PowerTools CD を CD-ROM ドライブに挿入します。root となって、以下を入力します。
# mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom # |
注意: | |
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システム管理者によって、すでに (root ではない) ユーザに CD-ROM ドライブのマウントが許可されているかもしれません。ユーザがこの権限を持つのは、/etc/fstab ファイルの /dev/cdrom の行に user オプションが組み込まれている場合です。しかし、PowerTools RPM をインストールするためには root としてログインしなければならないことを覚えておいてください。 |
ドライブをマウントしたら、以下のコマンドを使用して、マウントした CD-ROM のディレクトリに cd します。
# cd /mnt/cdrom |
ls によって CD の内容をリストすると、以下のディレクトリが表示されます。SRPMS、alpha、i386、i586、i686、noarch、nosrc、sparc、および sparc64。SRPMS ディレクトリには、PowerTools のソース RPM が含まれています。alpha、i386、sparc、および sparc64 ディレクトリには、3 種類のオペレーティングシステムアーキテクチャ用の RPM が含まれています。noarch ディレクトリにはアーキテクチャに依存しないため、すべてのアーキテクチャ上にインストールするRPM が含まれています。
一般的な例として i386 パスを使用します。使用しているアーキテクチャ、およびインストールするパッケージにしたがって、i386 を正確なディレクトリと置き換える必要があります。
i386 ディレクトリに cd します。
# cd i386 # |
ls によってディレクトリに含まれる RPM ファイルをリストし、Intel 互換システム用の RPM パッケージの一覧を参照してください。
インストールするパッケージを決定する前に、各パッケージの詳細情報を参照したいと思うことがあるでしょう。RPM のクエリ機能を使用すれば、パッケージの機能や作成起源などの詳細情報を検索することができます。RPM によってパッケージのクエリを行う方法については、 RPM の便利な点 - Chapter 6 を参照してください。
選択したパッケージをインストールするには、RPM を使用します。RPM はコマンドラインから操作する強力なパッケージ管理システムです。RPM を使用して PowerTools パッケージのインストールと管理を行う方法については、「Chapter 6 」 を参照してください。
パッケージのインストールが完了したら、CD-ROM をアンマウントする必要があります。CD-ROM をアンマウントするには、umount /mnt/cdrom と入力します。eject /mnt/cdrom と入力すると、CD-ROM ドライブが開くので CD を取り除くことができます。