アップグレードするパッケージの選択

ここでは、アップグレードしたいパッケージを選択することができます (図 5-3 を参照してください)。

画面の左側に、パッケージグループの一覧を含むディレクトリが表示されます。この一覧を展開 (ダブルクリックして選択) してからディレクトリを一つダブルクリックすると、インストール可能なパッケージの一覧が右側に表示されます。

個々のパッケージを選択するには、パッケージをダブルクリックするか、一度クリックしてハイライトしてから下にある「インストールするパッケージの選択」をクリックします。すると、インストール用に選択したパッケージ上にチェックマークが表示されます。

インストールの選択を行う前に特定パッケージに関する情報を参照するには、そのパッケージを一回左クリックしてハイライトします。そうすると画面の下部に、情報、パッケージの名前およびサイズが表示されます。

注意注意:
 

パッケージの中には、すべての Red Hat Linux システムに必要なために選択も選択解除もできないものがあります (カーネルおよび一定のライブラリなど)これらの基本パッケージはデフォルトで選択されています。

図 5-3. 個々のパッケージ選択

解決されていない依存関係

あるパッケージが、選択されていない別のパッケージを必要とする場合には、解決されていない依存関係の一覧が表示されるので、ここで解決することができます (図 5-4を参照)。

[解決されていない依存関係] 画面は、カスタマイズしたパッケージ選択に必要なパッケージが選択されていない場合にのみ表示されます。不足パッケージ一覧の下の画面下部に [依存関係を満たすようにパッケージをインストールする] チェックボックスがあり、デフォルトで選択された状態になっています。チェックしたままにしておくと、インストールプログラムはすべての必要なパッケージを選択したパッケージの一覧に追加することによって、自動的にパッケージの依存関係を解決します。

図 5-4. 解決されていない依存関係