Red Hat Linux 6.2J: Official Red Hat Linuxリファレンスガイド | ||
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カスタムクラスのインストールを実行している場合は、[Bootdisk] ダイアログ (「図 10-47」を参照) が表示されるので、Red Hat Linux システム用にカスタマイズしたブートディスクを作成することができます。
以下のような場合にブートディスクがあると便利です。
LILO の代わりに使用 -- LILO の代わりにブートディスクを使用することができます。初めて Red Hat Linux を試す場合に便利です。他のオペレーティングシステムのブートプロセスを変更せずに残しておけば安心です。ブートディスクがある場合は、ブートディスクを取り除いてリブートするだけで、簡単に他のオペレーティングシステムに戻ることができます。
他のオペレーティングシステムが LILO を上書きした場合に使用する -- サポートされるブート方法に関する限り、他のオペレーティングシステムは Red Hat Linux ほど柔軟性を持っていません。他のオペレーティングシステムのインストールまたはアップグレードを行うと (本来は LILO を含んでいた) マスタブートレコードが上書きされてしまい、Red Hat Linux がブートできなくなることも良くあります。 そのような場合にブートディスクを使用すれば Red Hat Linux をブートできるので、LILO を再インストールすることができます。
[Yes] を選択してから Space を押してブートディスクを作成します。次に、空のフォーマット済ディスケットを挿入するように指示されます。
インストール後にブートディスクを作成する方法については、mkbootdisk man ページを参照してください。カーネルを変更するたびに、忘れずに新しいブートディスクを作成してください。