Red Hat Linux 6.2J: Official Red Hat Linux インストレーションガイド | ||
---|---|---|
前のページ | Chapter 3. Red Hat Linux 6.2J のインストール | 次のページ |
[アカウントの設定] 画面を使用して、root のパスワードを設定することができます。さらに、インストールの完了後にログインするためのユーザアカウントを設定することができます (図 3-12を参照)。
インストールプログラムは root パスワード を設定するように指示します。
root パスワードの長さは少なくとも 6 文字なければなりません。入力するパスワードは画面表示されません。パスワードを 2 回入力しなければなりません。2 つのパスワードが一致しない場合は、再度入力するように指示されます。
記憶できる root パスワードを選択する必要がありますが、他人が容易に推測できるものであってはなりません。自分の氏名、電話番号、qwerty、password、root、123456123456、および anteater はみな悪いパスワードの例です。良いパスワードは、数字、大文字、小文字が混じったもので、辞書にある語を含まないものです。たとえば、Aard387vark または 420BMttNT です。パスワードでは大文字/小文字が区別されることを覚えておいてください。このパスワードを書き留めて、安全な場所に保管してください。
注意: | |
---|---|
root ユーザ (superuser ともいわれます) は全システムに対する完全なアクセス権限を持ちます。そのため、root ユーザとしてログインするのはシステムの保守または管理を行う場合のみに制限してください。 |
ここでユーザアカウントを作成すれば、インストールの完了後にそのアカウントによってログインすることができます。そうすることで、他のアカウントを作成するために root になる必要がないので、安全かつ簡単にコンピュータにログインすることができます。
アカウント名を入力します。次に、そのユーザアカウント用のパスワードを入力し、確認します。作成したユーザのフルネームを入力し、Enter キーを押します。するとアカウント情報がアカウントリストに追加されてユーザアカウントフィールドがクリアされるので、別のユーザを追加することができます。
[新規] を選択して新しいユーザを追加することもできます。ユーザの情報を入力してから [追加] ボタンを使用して、そのユーザをアカウントリストに追加します。
作成済のユーザを [編集] したり、不要のユーザを [削除] したりすることもできます。