Red Hat Linux 6.2J: Official Red Hat Linux インストレーションガイド | ||
---|---|---|
前のページ | Chapter 3. Red Hat Linux 6.2J のインストール | 次のページ |
ワークステーションクラスのインストールを実行する場合は、 GUI X 設定ツール までスキップしてください。
サーバクラスのインストールを実行する場合は、 インストールの準備ができました までスキップしてください。
ネットワークパスワードを設定しない場合は、この手順を行う必要はありません。行うべきかどうかが不明な場合は、システム管理者にご確認ください。
NIS 認証を設定しない限り、MD5 パスワードとシャドウパスワードの両方が選択された状態になります (図 3-13を参照)。コンピュータのセキュリティを考えて、両方のパスワードを有効にすることをお勧めします。
NIS オプションを設定するには、コンピュータが NIS ネットワークに接続されている必要があります。NIS ネットワークに接続されているかどうかわからない場合は、システム管理者にご確認ください。
MD5 パスワード - 普通の 8 文字以下のパスワードではなく、256 文字までの長いパスワードをサポートします。
シャドウパスワード -- パスワードを保存するための安全な手段を提供します。パスワードは、/etc/shadowの中に保存されます。このファイルは root しか読み取り権限がありません。
NIS を有効にする -- 同一 の NIS(Network Information Service)ドメインに所属する複数のコンピュータがパスワードやグループ情報を共有するしくみです。2 つのオプションがあります。
NIS ドメイン -- このオプションで、コンピュータが所属するドメイン(グループ)を指定します。
NIS サーバ -- このオプションで、コンピュータのサーバとして特定の NIS サーバを指定できます。このオプションを設定しておくと、LANに ブロードキャストリクエストを送ってホストサーバを探す必要はありません。