パッケージグループの選択

パーティションの選択とフォーマット用の設定が完了すれば、インストール用パッケージの選択準備が整います。

機能にしたがってパッケージをグループ化したコンポーネント (たとえば、 C DevelopmentNetworked Workstation、または Web Server)、個別のパッケージ、あるいはその組み合わせを選択することができます。

インストールするグループの横のチェックボックスをマークしてください (図 3-14を参照してください)。

図 3-14. パッケージグループの選択

インストールするコンポーネントを選択してください。Everything (コンポーネント一覧の末尾にあります) を選択すると、Red Hat Linux に含まれるすべてのパッケージがインストールされます。すべてのパッケージを選択するためには、約 1.7 GB の空きディスク領域が必要になります。

パッケージを個別に選択したい場合は、画面下部にある [個々のパッケージを選択する] オプションを選択します。

個々のパッケージの選択

インストールするコンポーネントを選択した後で、個々のパッケージの選択/選択解除を行うことができます。インストールプログラムによって、グループに含まれるパッケージの一覧が表示されるので、マウスで選択/選択解除することができます (「図 3-15」を参照)。

図 3-15. 個々のパッケージの選択

画面の左側に、パッケージグループの一覧を含むディレクトリが表示されます。この一覧を展開 (ダブルクリックして選択) してからディレクトリを一つダブルクリックすると、インストール可能なパッケージの一覧が右側に表示されます。

パッケージを個別に選択するには、パッケージをダブルクリックするか、一度クリックしてハイライトしてから下にある [インストールするパッケージの選択] をクリックします。すると、インストール用に選択したパッケージ上にチェックマークが表示されます。

選択する前に特定パッケージに関する情報を参照するには、そのパッケージを一回左クリックしてハイライトします。そうすると画面の下部に、情報、パッケージの名前およびサイズが表示されます。

注意注意:
 

パッケージの中には、すべての Red Hat Linux システムに必要なため、選択も選択解除もできないものがあります (カーネルおよび一定のライブラリなど)これらの基本パッケージはデフォルトで選択されています。

解決されていない依存関係

多くのソフトウェアパッケージは、正しく機能するために他のソフトウェアパッケージに依存するため、それらのパッケージもインストールしなければなりません。たとえば、多くのグラフィカル Red Hat システム管理ツールは、python および pythonlib パッケージを必要とします。正しく機能するために必要なパッケージがすべてインストールされることを保証するために、Red Hat Linux はパッケージがインストールまたは削除されるたびにそれらのパッケージの依存関係をチェックします。

あるパッケージが、選択されていない別のパッケージを必要とする場合には、解決されていない依存関係の一覧が表示されるので、ここで解決することができます (「図 3-16」を参照)。

[解決されていない依存関係] 画面は、選択したパッケージに必要なパッケージが選択されていない場合にのみ表示されます。不足パッケージ一覧の下の画面下部に [依存関係を満たすようにパッケージをインストールする] チェックボックスがあり、デフォルトで選択された状態になっています。チェックしたままにしておくと、インストールプログラムは必要パッケージを選択パッケージの一覧に追加することによって、自動的にパッケージの依存関係を解決します。

図 3-16. 解決されていない依存関係